第157回 安全保障フォーラム (令和6年8月29日)     

今回は、毎年恒例となりました「防衛白書」についての勉強会を開催しました。 
講師には、起草事務担当の防衛省 大臣官房広報課 防衛白書事務室長 田中正人様をお迎えしました。
今年の白書は、中国が軍事活動を活発化させ、台湾との間で軍事的緊張が高まる可能性も否定できないとしているほか、
北朝鮮は質的な意味での核・ミサイル能力の向上に注力しているとしたうえで、日本として防衛力の強化を進めていく
必要性を強調しています。
また、自衛隊の発足70周年とともに、1970年の初版から数えて50冊目の節目でもあるため巻頭特集では、自衛隊発足
70年の歩みを過去の防衛白書の記述をもとに振り返っています。

    防衛省 防衛白書HPへリンク

    第156回 安全保障フォーラム (令和6年2月5日)     

今回は憲法改正に関わる講師として三重中京大学名誉教授の浜谷英博氏をお迎えすることとしました。
浜谷名誉教授は、事態対処法や国民保護法などの国会審議において公述人・参考人として従事されています。


    第155回 安全保障フォーラム (令和5年10月30日)     


今回の安保フォーラムは、ロシア情勢がご専門のジャーナリストの石川一洋氏をお迎えすることとしました。
石川先生は、NHKにおけるモスクワ支局長及び専門解説委員をはじめ数々のご実績を経て、ロシア、ユーラシア、
エネルギーなど幅広い分野での分析に基づく情報発信を続けておられます。
特に、ウクライナ戦争の分析は深層に迫るものであります。
「ロシアのウクライナへの軍事侵略 帝国と国民国家」のテーマでお話を伺いました。

   「ロシアのウクライナへの軍事侵略 帝国と国民国家」(PDF)

       

    第154回 安全保障フォーラム (令和5年8月31日)     

今回は、毎年恒例となりました「防衛白書」について起草事務担当の防衛省大臣官房広報課防衛白書作成事務室長
藤高 崇氏をお迎えして勉強会を実施しました。
白書では、わが国周辺では力による一方的な現状変更の圧力が高まり、有事と平時、軍事と非軍事の分野の境目も
曖昧になってきているとしています。
また、三文書策定を受け、防衛力の抜本的強化や防衛生産・技術基盤及び人的基盤の強化に向けた取組などについて
重点的、または新たな記載がなされています。

  防衛省HP 「防衛白書」へリンク

        
        


    第153回 安全保障フォーラム (令和5年7月31日)     

今回の安保フォーラムは、弁護士で予備自衛官(3等陸佐)の田上嘉一氏に「憲法に緊急事態条項の創設を」の
テーマでお話を伺いました。
田上先生は、弁護士として着実に実績を積まれるとともに、新型コロナウイルス感染拡大の事態に対して、本来、
国家が緊急事態としての対応を整える必要性を主張するとともに、政府として発令した緊急事態宣言の矛盾点を
捉え、日本の法律の致命的欠点を指摘し、その議論が憲法に行き着くことを論ずることにより憲法議論に一石を
投じています。

講師紹介: 
早稲田大学大学院法学研究科卒業、アンダーソン・毛利・友常法律事務所に入所
2010年Queen Mary University of Londonに留学。
2015年7月に弁護士ドットコム株式会社に入社、2019年6月より取締役に就任
2020年「国民を守れない日本の法律」(扶桑社新書)を出版
陸上自衛隊三等陸佐(予備)、日本安全保障戦略研究所研究員、防衛法学会、戦略研究学会。弁護士

    第152回 安全保障フォーラム (令和5年4月3日)     

今回の講師は、笹川平和財団 安全保障研究グループ 上席研究員の小原凡司氏をお迎えします。
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、東アジア情勢も緊張が増している中で、台湾有事の可能性も取りざた
されています。
この度、習近平国家主席が中国の全国人民代表大会で再選され、党、軍、国家の3つのトップを引き続き務める
ことが決まり、異例の3期目が本格的に始動することになりました。
その様な情勢を踏まえて、小原氏よりご専門の中国情勢を踏まえた東アジア情勢についての今後の見通しに
加えて、我が国の防衛政策についてお話しを伺いしました。

講師紹介: 
1985年防衛大学校卒業、海上自衛隊に入隊。1998年筑波大学大学院(地域研究修士)修了(修士)。
2003年から3年間、駐中国防衛駐在官、2006年に防衛省海上幕僚監部情報班長
2009年に第21航空隊司令(館山)を歴任。
2011年IHS Jane’sアナリスト兼ビジネス・デベロップメント・マネージャーを経て、
2013年に東京財団、2017年6月から現職。
著書は、「中国の軍事戦略」(東洋経済新報社)、「軍事大国・中国の正体」(徳間書店)、
「何が戦争を止めるのか」(ディスカバートゥエンティワン)など

    第151回 安全保障フォーラム (令和5年2月1日)     

今年最初の安全保障フォーラムの講師は、防衛省の防衛研究所で防衛政策研究室長をされている高橋杉雄氏を
お迎えします。
高橋氏は、昨年2月のロシア軍の侵攻以来、ウクライナ戦争の情勢分析などでの、テレビ等の各種メディアを
通じたご活躍は周知のとおりです。
この度は、年末に出された防衛3文書を受けた我が国の防衛政策が現状に適合した形で進展していることなども
踏まえ、厳しさを増す我が国を取り巻く安全保障環境の今後の見通しや日本としての防衛政策の在り方などに
ついてお話しを伺いました。

「わが国を取り巻く激動する安全保障環境」(PDF)  高橋 杉雄 

講師紹介: 
1997年に早稲田大学大学院政治経済学部研究科政治学課程(政治学修士)を修了、同年に防衛研究所入所、
2006年にジョージワシントン大学コロンビアンスクール修士課程(政治学修士)を修了
現在、政策研究部防衛政策研究室長
専門は、国際安全保障論、現代軍事戦略論、日米関係論
主要論文として、「日米同盟における抑止態勢」(2013年)、「同盟の地平線の拡大:三層構造とハブ・
スポークス体制」、『アジア太平洋の安全保障アーキテクチャ:地域安全保障の三層構造』(2011年)、
「専守防衛下の敵地攻撃能力をめぐって」(2005年)など

    第150回 安全保障フォーラム (令和4年9月12日)     

毎年恒例となりました「防衛白書」についての勉強会を開催しました。
国際社会は21世紀における新たな危機の時代に入り、厳しさを増す国際情勢の下、力による一方的な現状変更や
その試みを続けている中国はロシアとの連携を深化させ、挑発を繰り返す北朝鮮と合わせ、地域の緊張が高まって
きています。
白書では、ロシアによるウクライナ侵略とともに、同様な問題として台湾情勢を取り上げ、中国の脅威を指摘しています。
また、外国から攻撃があった場合の日本の「反撃能力」について初めて言及するとともに、防衛費については、
国民一人あたり4万円とする日本が、フランスやドイツの約半分、韓国の3分の1と低い水準だとして、予算措置
により防衛力の強化を訴えています。

令和4年度防衛白書(防衛省)へリンク
初めての防衛白書へリンク

 

講師紹介: 
  防衛省大臣官房 広報課 防衛白書事務室長 白書作成事務室長 岩丸栄樹氏


    第149回 安全保障フォーラム (令和4年6月29日)     

本年2月のロシア軍のウクライナ侵攻を受け今も防衛の戦いに身を投じているウクライナの現状と我が国として
考えるべきことについて、一昨年11月に講演いただいた政治・外交評論家のアンドリー・ナザレンコ氏に
お話しを伺いました。
自らの経験を踏まえて、また更にこの度のロシア軍のウクライナ侵攻による厳しい現状とこれからの我が国が
とるべき方向性に対しご示唆をいただきました。

「自由を守る戦い」(PDF) アンドリー・ナザレンコ

 


    日本郷友連盟65周年記念フォーラム (令和4年3月7日) 
      「激変する安全保障環境と我が国の安全保障」    

激変する安全保障環境、とりわけインド太平洋正面におけるパワーバランスの変化に我が国は
どう対応すべきか・・・
「激変する安全保障環境と我が国の安全保障」をテーマに記念フォーラムを開催しました。

  

寺島泰三日本郷友連盟会長挨拶
         


第1部 「世界の潮流を見据えた、これからの日本の外交・安全保障政策」  宇都隆史氏 
元 外務副大臣 参議院議員
     「世界の潮流を見据えた、これからの日本の外交・安全保障政策」(PDF)
    

第2部 「中国の太平洋進出と台湾有事の抑止」  渡邊金三氏
前 日本台湾交流協会 安全保障担当主任
     「中国の太平洋進出と台湾有事の抑止」(PDF)
  
  

第3部 「バイデン政権の対中戦略と日米関係」  村田晃嗣氏
同志社大学法学部教授、 元 防衛省参与
     「バイデン政権の対中戦略と日米関係」(PDF)
    

    日本郷友連盟65周年記念フォーラム パンフレット

    第147回 安全保障フォーラム (令和3年9月17日)     

毎年恒例となりました「防衛白書」についての勉強会を開催しました。
国際情勢が劇的に変化し、わが国を取り巻く安全保障環境は急激に不確実性を増し、防衛省・自衛隊が担う役割や
活動の場面も宇宙・サイバー・電磁波まで広がりました。
白書では、台湾情勢に対する懸念、米中関係の悪化、同地域における中国共産党の攻撃的な軍事活動の激化に言及
する項目が初めて設けられました。
また、中国共産党が台湾周辺での軍事活動を激化し、米国が自治国家である台湾の支援を強化している状況を踏まえ
台湾を巡る緊張の高まりを一層の緊張感を持って注視していく必要があるとしています。

令和3年度防衛白書(防衛省)へリンク

 

講師紹介: 
  防衛省大臣官房 白書作成事務室長 柴田裕里氏


    第146回 安全保障フォーラム (令和3年6月23日)     

渡部恒雄氏をお迎えし、「バイデン外交の百日と日本の戦略」の話をお伺いしました。

 


講師紹介: 
  福島県出身、東北大学歯学部卒業、ニュースクール大学政治学修士課程修了
  戦略国際問題研究所(CSIS)上席研究員、東京財団上席研究員などを歴任。
  2016年 笹川平和財団特任研究員、2017年より現職。
  報道番組「サンデープロジェクト」のコメンテーター、「外交」(外務省)編集委員。
著書:「大国の暴走-「米・中・露」三帝国はなぜ世界を脅かすのか」、「戦後日本の歴史認識」、
  「いまのアメリカがわかる本・最新版」など。  


    第145回 安全保障フォーラム (令和2年11月10日)     

ナザレンコ氏は2013年から2014年にかけて、ウクライナにおける親露政策を強引に推し進めていた
ヤヌコーヴィチ政権と大規模な衝突を起こした親欧米派の国民運動に参加した経験を持たれています。
自らの経験を踏まえて、ウクライナの実情と対比する中で現在の日本に対して客観的立場で危機感を
表明されています。

 

講師紹介: 政治・外交評論家 アンドリー・ナザレンコ氏

    第144回 安全保障フォーラム (令和2年9月2日)     

毎年恒例となりました「防衛白書」についての勉強会を開催しました。
今回はコロナ感染を防止するためソーシャルディスタンスを取った配置でのフォーラムになりました。

令和2年度防衛白書(防衛省)へリンク

講師紹介: 防衛省大臣官房評価企画課白書作成事務室 室長 柳田 夏実氏



    第143回 安全保障フォーラム    

第143回 安全保障フォーラムは新型コロナの感染防止のため、中止になりました。

    第142回 安全保障フォーラム (令和元年10月21日)     


毎年恒例となりました「防衛白書」についての勉強会を開催しました。
日本を取り巻く安全保障環境は、極めて速いスピードで変化しています。国家間のパワーバランスの
変化、グレーゾーンの事態の長期化そして、宇宙、サイバー、電磁波といった新たな領域の利用が
急速に拡大、国家の安全保障のあり方が根本から変わろうとしています。
また、我が国の周辺には質・量ともに、優れた軍事力を有する国家が集中し、軍事力のさらなる強化
や軍事活動の活発化の傾向が顕著となっているとの全般認識の下に、令和元年版防衛白書は作成され
ました。
白書では、新防衛大綱及び新中期防の説明、平成の自衛隊の活動の紹介がトピックとして記載され
ています。


    第141回 安全保障フォーラム (平成31年4月24日)     

髙橋史朗先生をお迎えし、米軍の対日心理作戦の一環として作成されたWGIP(ウォー・ギルト・
インフォメーション・プログラム)とその後の歴史戦にに関するお話をお伺いしました。

講師紹介: 髙橋史朗 氏 麗澤大学大学院 特任教授
<講師略歴>昭和53年 早稲田大学大学院 文学研究科教育学専攻修士課程卒業 
   スタンフォード大学フーバー研究所研究員、明星大学人文学部教授、政府臨時教育審議会専門委員、
   埼玉県教育委員長、新しい歴史教科書をつくる会副会長等を歴任。現在、麗澤大学特任教授、
   親学推進協会理事長、   家族・地域の再生分科会委員等。
<主要著書>「天皇と戦後教育」1989、「教育再生の課題」1993、「日本文化と感性教育―歴史教育問題の本質」2001、
   「親学の勧め」2004、「親が育てば子が育つ」2007、「物語で伝える教育勅語」2012、
   「日本を解体する―WGIPの源流を探る」2016、「WGIPと「歴史戦」」2019、その他

    第140回 安全保障フォーラム (平成31年3月5日)     

ファイア・アイ株式会社で最高技術責任者(CTO)として活躍する伊東寛氏をお迎えして、
サイバー・インテリジェンスに関するお話をお伺いしました。

講師紹介: 伊東 寛 氏
陸上自衛隊システム防護隊の初代隊長
経済産業省大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官
ファイア・アイ株式会社最高技術責任者(CTO)

    第139回 安全保障フォーラム (平成30年12月4日)     

 中国軍の近代化は着々と進められており、その影響力は北東・南東アジア情勢を一層厳しいものと
しています。今回は、現代中国外交史、戦後東アジア国際政治史がご専門であり、防衛省防衛研究所に
おいて中国における政治と軍事にかかわる研究を進められておられる杉浦康之先生をお迎えして、
お話しをお伺いしました。

講師紹介: 杉浦康之 氏  防衛省防衛研究所 地域研究部中国研究室 主任研究官 

    第138回 安全保障フォーラム (平成30年10月31日)     

 日本を侵食しつつある様々な対日工作から国家国民を守るための法整備の必要性について
法治国家として不足していいる法令を様々な角度から研究しておられる宮崎貞行氏のお話を
お伺いしました。

<講師主要略歴等>
昭和20年愛媛県生まれ、東京大学法学部、コーネル大学経営大学院卒。警察庁官房、パリのOECD、内閣調査官等を
歴任したのち退官、帝京大学教授等を経て、現在、自ら立ち上げた議員立法支援センターの代表。
近著に『宇宙の大道を歩む』、『天皇の国司知られざる賢人三上照夫の真実』、『寄りそう皇后美智子さま』、
『縄文古道のよみがえり』など。



    第137回 安全保障フォーラム (平成30年9月13日)     

 今回は、毎年恒例となりました「防衛白書」についての勉強会を開催しました。 

講師:防衛省大臣官房企画評価課長 品川高浩氏
場所:東京消防庁スクワール麹町 3F「錦」

    


    第136回 安全保障フォーラム (平成30年4月24日)     

 南北朝鮮の対話の始まり、米朝首脳会談の動きの観られるなかで金正恩の電撃的な中国訪問が行われ、
北朝鮮を巡る北東アジア情勢は大きく動き始めました。今回は、アジア・太平洋地域、とりわけ中国を専門に
研究を続けられておられる茅原郁生先生をお迎えして、お話しを伺いました。

<講師主要略歴等>
昭和13年 生まれ、山口県出身
昭和37年 防衛大学校卒業。陸上自衛隊で第36普通科連隊長、第7師団幕僚長など歴任、
       この間、外務省中国課出向、英ロンドン大学客員研究員、防衛研究所研究室長
平成5年  退官後、防衛アジア・太平洋地域研究室長(文官研究職)に就任、その後、英ロンドン大学客員研究員
平成11年 拓殖大学国際開発学部教授、同大学学生センター長、平成21年 拓殖大学を退職
平成24年 アジア太平洋地域に関する優れた出版物の著者に贈られるアジア・太平洋賞を受賞
現在 拓殖大学名誉教授、防衛省オピニオン・リーダーなど
<主要著書等>
『中国軍事論』(芦書房、1994)、『安全保障から見た中国』(勁草書房、1998)、
『中国軍事大国の原点 鄧小平軍事改革の研究』(蒼蒼社, 2012年)、『中国の核・ミサイル・宇宙戦力』(蒼蒼社、2002)、
『中国軍事用語辞典』(蒼蒼社, 2006年)、『中国の軍事力――2020年の将来予測――』(蒼蒼社, 2008年)、
『21世紀の中国 軍事外交篇 ~軍事大国化する中国の現状と戦略~』(朝日出版、2012)など多数。

    第135回 安全保障フォーラム (平成30年3月13日)     

 習近平の「新時代の中国の特色ある社会主義」思想の下、経済的、軍事的強国を目指す中国と
どの様につきあっていけば良いのか。
中国の内情を知り尽くしている矢板明夫氏をお迎えして、中国と日中関係についてお話をお伺いしました。

<講師主要略歴等>
1972年中国天津市生まれ、1988年15歳の時に日本残留孤児二世として日本に引き揚げ
1997年慶応義塾大学卒業、同年第18期として松下政経塾に入塾、中台問題の平和解決における日本の役割などをテーマに研修
2000年中国社会科学院(中国国務院直属の哲学及び社会科学研究の学術機関)日本研究所特別研究員/南開大学非常勤講師
2002年中国社会科学院大学院博士課程修了、産経新聞社に入社、さいたま総局などで勤務
2007年産経新聞中国総局(北京)特派員
2017年産経新聞外信部次長となり現在に至る
<主要著書等>
『習近平の悲劇』(産経新聞出版、2017.12)、『戦わずして中国に勝つ方法』(産経新聞出版、2013.5)、
『習近平 なぜ暴走するのか』(文春文庫、2014.9)、『習近平 共産中国最弱の帝王』(文藝春秋、2012.3) など

    第134回 安全保障フォーラム (平成30年1月9日)     

 今回は、比較憲法学者であり、日本会議常任理事・政策委員、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」
幹事長等として憲法論議をリードされている百地章先生をお迎えして、憲法問題の本質と今後の議論の
方向性についてお話を伺いしました。

<講師主要略歴等>
昭和21年生まれ。静岡県森町出身。
昭和46年、京都大学大学院修了。愛媛大学教授を経て、平成6年より日本大学教授。平成29年日本大学名誉教授、
国士舘大学特任教授。
法学博士。専門は憲法学。
元比較憲法学会理事長、憲法学会理事、宗教法学会理事、「民間憲法臨調」事務局長、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」幹事長。
日本会議常任理事・政策委員、国家基本問題研究所理事、産経新聞「正論」執筆メンバー。
<主要著書>
『憲法の常識 常識の憲法』(文春新書)『憲法と日本の再生』『靖國と憲法』『政教分離とは何か』『憲法と政教分離』(以上、成文堂)、
『新版 外国人参政権Q&A -地方参政権付与も憲法違反-』『「人権擁護法」と言論の危機 表現の自由と自由社会を守れ!』
『緊急事態条項Q&A いのちと暮らしを守るために』『「女性宮家創設」ここが問題の本質だ!』(以上、明成社)など多数。

    第133回 安全保障フォーラム (平成29年11月9日)     

 中国の軍事力を背景とした無法な海洋進出や、国連決議等を無視した北朝鮮の核・ミサイル開発
などのハード面での脅威に目が行きがちですが、その裏でソフト面の脅威が増大しています。
特に、中・韓の攻勢に押され続けてきた歴史戦は危機的な状態にあります。
今回は、新しい歴史教科書をつくる会の創始者の一人である藤岡信勝先生をお迎えして、歴史戦の
実態についてお話をお伺いしました。

    第132回 安全保障フォーラム (平成29年8月23日)     

 今回は「防衛白書」の紹介をしていただきました。
防衛省大臣官房企画評価課長 小野功雄氏に紹介していただきました。


    第131回 安全保障フォーラム (平成29年4月13日)     

今回は、韓国政治外交史が専門の倉田秀也防衛大学校教授をお迎えして、緊迫の度を増す
朝鮮半島情勢について勉強しました。
北朝鮮の弾道ミサイル発射、韓国新大統領の動きなど目を離すことのできない朝鮮半島情勢、
半島を巡る米中ロの動き等、わが国の安全保障を考える上での喫緊の問題です。

<講師主要略歴等>

1961年8月 三重県生まれ。
慶応大学院修了、韓国延世大大学院留学、日本国際問題研究所研究員、杏林大助教授、同教授などを経て、
2008年より現職。 安全保障論、韓国政治外交史が専門。
共著:『朝鮮半島と国際政治』等多数

    第130回 安全保障フォーラム (平成29年4月13日)     

今回は、東京裁判の実相について、講談師一龍齋貞花氏の白熱の語りを通じて、裁判の違 法性と
日本人戦犯被告人全員の無罪を主張したパール判事の活動を中心に学びました。
日本人の手による自主憲法をつくるためには、 国民皆が、連合国によって作られた東京裁判史観の
軛から脱し、正しい歴史認識をもなけれ ばなりません。
東京裁判とは何だったのか。歴史を正しく認識し、そこから教訓を得ることは、現在の安全保障を
考える上での喫緊の課題です。

<講師主要略歴等>

昭和 14 年 愛知県江南市生まれ。
昭和 43 年 29 歳の時サラリーマンから転身し、6 代目一龍齋貞丈師匠に入門
昭和 51 年 五代目一龍斎貞花を襲名、講談協会常任理事
元東京成徳大学客員教授、前保護司(平成 28 年 定年退任)、
古典講談の他、企業における安全、健康、更生保護講演、仏教講談、
「台湾に東洋一のダムを造った八田與一」等の幅広いテーマで講演活動。

    第129回 安全保障フォーラム (平成29年2月22日)     

今昨年12月に日露両首脳は、「北方四島の同経済活動に関する交渉を進めることに合意し、
平和条約問題を解決する真摯な決意を表明し」、平和条約締結に向けての新たな日露関係に
踏み出す気配を示しました。
日露関係は今後どのような方向に推移するのか、ロシア情勢等に詳しいNHK解説主幹の
石川一洋氏をお迎えして講演していただきました。

<講師主要略歴等>

昭和32年、岩手県生まれ 東京大学文学部ロシア文学科卒
昭和57年 NHK入局 秋田放送局記者
昭和63年 報道局取材センター国際部記者
平成4年~8年 モスクワ支局記者  平成14年~19年 モスクワ支局長
平成19年 NHK解説委員  平成22年 NHK解説主幹

    第128回 安全保障フォーラム (平成28年12月5日)    


 今回は、世界に蔓延している「反日プロパガンダ」に対抗するため、史料に基づいた日本語文献の英訳を
ネット公開する等の活動の中心人物の御一人である茂木弘道氏を講師にお迎えしました。
第125回フォーラムで林千勝氏にお話し頂いた「秋丸機関」の戦勝の腹案に沿った戦いのシミュレーション
検証を通じて、大東亜戦争の真実(正しい歴史認識)に迫って頂きました。

<講師主要略歴等>

1941年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業後、富士電機、国際羊毛事務局(ウールマーク管理者)勤務を経て
1990年に株式会社世界出版を設立、同社代表取締役。
現在、「史実を世界に発信する会」の委員(代表代行兼事務局長)。
<著書等>
『戦争を仕掛けた中国になぜ謝らなければならないのだ―日中戦争は中国が起こした』(2015/11、自由社)、
訳著『太平洋戦争は無謀な戦争だったのか』(ジェームズ・B・ウッド著、2013/12、WAC BUNKO)等

    第127回 安全保障フォーラム (平成28年10月26日)    


 今回は講師に農林水産省ご出身の海野洋氏をお迎えしました。
海野氏は、農林行政の専門家であるだけでなく、長年にわたり近現代史における食糧と戦争
(軍事)の問題を研究され、最近、『食糧も大丈夫也―開戦・終戦の決断と食糧―』という
著書を出版されています。
専門家の目で見た国家安全保障と食糧の問題は、安全保障を考える上で欠かせないテーマで、
講話では歴史的な内容だけでなく、それが現代の安全保障にどう係わるのかについてまで
言及されました。

<講師主要略歴等>
1950年東京都生まれ、1975年東京大学法学部卒業、農林省入省
東北農政局長、東北大学大学院法学研究科教授などを歴任、2009年農林水産省を退官。
その後東北大学農学部非常勤講師,千葉大学大学院人文社会科学研究科非常勤講師を経て、 (公財)農林水産長期金融協会
専務理事,日本安全保障戦略研究所研上席究員
<著書等>
 『食糧も大丈夫也』(農林統計出版,2016年)、
『武人時代の父』(2001年,非売品=国立国会図書館ほか蔵)

    第126回 安全保障フォーラム (平成28年9月5日)    

 今回は「防衛白書」の紹介をしていただきました。
防衛省大臣官房企画評価課長 山野徹氏に紹介していただきました。


    第125回 安全保障フォーラム (平成28年6月8日)    

 今回は講師に近現代史研究家で『日米開戦 陸軍の勝算』という本を出版された林千勝氏を
お迎えして講話をお伺いしました。
林氏は陸軍が第一級の英才を動員した「陸軍省戦争経済研究班」(通称:秋丸機関)で検討
した結果、科学性と合理性に基づいて開戦に踏み切ったこと、また、その戦略は東方(太平洋)
に向かうのではなく、西方(インド洋)に向かうものであったということを熱弁されました。

<講師主要略歴等>
1961年生まれ。東京大学経済学部卒。富士銀行(現・みずほ銀行)、高度医療機器メーカーを経て、
現在、不動産投資開発会社・専務取締役。
長年、わが国の近現代史、特に先の大戦などの研究に取り組む。
評論家の西尾幹二氏に師事し、西尾氏主宰の研究会「坦々塾」会員
主要著書:『日米開戦 陸軍の勝算』(祥伝社新書、2015年8月)

    第124回 安全保障フォーラム (平成28年4月25日)    

 今回は講師に駒澤大学名誉教授 西修先生をお迎えし、「わが国の安全保障と憲法」の演題
で講話をお伺いしました。
我が国の憲法制定に当たった人々を訪ね、制定の事情を直接伺ったことをスライドを交えて
お話された後、現代世界の憲法動向や、憲法の本来あるべき姿をお話されました。

<講師主要略歴>
1940年6月富山市生、早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒業、 同大学院同研究科修士課程(憲法専修)修了、
同博士課程単位取得満期退学 1
1970年4月 防衛大学校人文科学教室専任講師-1974年3月同助教授
1974年4月 駒澤大学法学部助教授、1980年4月同教授、2011年6月 駒澤大学名誉教授、
メリーランド大学、プリンストン大学、東南アジア研究所(シンガポール)、エラスムス大学(オランダ)で在外研究
防衛法学会名誉理事長、比較憲法学会名誉理事(元理事長)、日本防衛学会理事、「21世紀の日本と憲法」有識者会議
(民間憲法臨調)副代表・運営委員長、国家基本問題研究所理事、安倍内閣総理大臣諮問機関「安全保障の法的基盤の
再構築に関する懇談会」委員、内閣府「情報保全の在り方に関する有識者会議」座長、読売新聞社憲法問題調査会委員、
産経新聞「国民の憲法」起草委員会委員など歴任
<主要著書>
『憲法体系の類型的研究』(成文堂、1997)
『日本国憲法を考える』(文春新書、1999)
『日本国憲法成立過程の研究』(成文堂、2004)
『現代世界の憲法動向』(成文堂、2011)
『図説 日本国憲法の誕生』(河出書房新社、2012)
『憲法改正の論点』(文春新書、2013)
『いちばんよくわかる!憲法第9』(海竜社、2015)等多数

    第123回 安全保障フォーラム (平成28年2月19日)    

 今回は講師に前フィンランド防衛駐在官の津島佳男1佐を迎え、北欧から見た欧州情勢
についての講話を伺いしました。
欧州はEU各国の経済格差の拡大と分離独立を求める勢力の増大、中東からの大量の難民の
流入、そしてISによるテロの恐怖の拡大等、その情勢は大きく混迷・流動化しています。
歴史的にロシアから安全保障上大きな感さを受け続けるフィンランドから見た情勢分析を
お話頂きました。

<講師主要略歴>
H.3防衛大卒(36期生・陸上) H8.4防衛大理工学研究科(工学修士課程) 
H19.3第3後方支援連隊補給隊長 H20.8統幕防衛計画部防衛班 
H23.6在フィンランド日本国大使館防衛駐在官
H26.9~陸自東方総監部装備部需品課長

第122回 安全保障フォーラム (平成27年12月10日)    

 今回は講師に日本で数少ない安全保障面での法律専門家集団である防衛法学会の髙井晉
(たかい すすむ)理事長をお迎えし「中国の海洋進出と国際法」をテーマに中国の覇権
的な海洋進出、特に南シナ海の人工島設置など理不尽な領有権主張等を豊富な写真資料と
国際法の面からお話を頂きました。

<講師主要略歴>
1943年 岡山県生、青山学院大学、博士課程単位取得、78年 ロンドン大学キングス・カレッジ大学院修了、
91年 防衛研究所第1研究部第2研究室長、防衛研究所図書館長。専門分野は国際法、国際安全保障法
現在、防衛法学会理事長,内閣官房・領土・主権をめぐる内外発信に関する有識者懇談会委員,
東京都市大学講師(国際法),笹川平和財団海洋政策研究所特別研究員,日本戦略研究フォーラム常務理事,
日本安全保障戦略研究所所長等。
著書に「国連と安全保障の国際法」(内外出版2009年)、「国連安全保障法序説-武力の行使と国連-」
(内外出版2005年)、「国連PKOと平和協力法」(真正書籍1995年)など。

    第121回 安全保障フォーラム (平成27年10月28日)    

 今回は講師に日本会議会長の田久保忠衛氏をお迎えして、緊迫する国際情勢、特に
米中関係について貴重なお話をして頂き、その中で戦後の軍事占領下でGHQ草案を基に
作られた現行憲法に代わる日本人の手による「美しい日本の憲法」を作ることの必要性
についてお話を頂きました。  

<講師主要略歴>
昭和8年千葉県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、時事通信社に入社。
ハンブルグ特派員、那覇市局長、ワシントン支局長、外信部長などを務める。法学博士。
現在、杏林大学名誉教授。専門は国際政治。国家基本問題研究所副理事長。
美しい日本の憲法をつくる国民の会共同代表、日本会議会長。
著書に『戦略家ニクソン』『激流世界を生きて』『憲法改正、最後のチャンスを逃すな!』など多数。
産経新聞の「国民の憲法」起草委員長も務めた。

 第120回 安全保障フォーラム (平成27年8月24日)     

 今回は、「平成27年版防衛白書」について、起草を直接担当された防衛省大臣官房審議官
武田博史氏お迎えし、貴重なお話しを伺いました。
国会において新たな安全保障法制が審議されつつある今、これからの日本の防衛体制の在り方、
また、引き続き軍備の増強著しい中国の動向、不安定な韓半島情勢、あるいは尖閣諸島、竹島の
領土問題等、一層厳しさを増すわが国の安全保障環境を考える上で欠かせない講話でした。

 第119回 安全保障フォーラム (平成27年7月31日)     
   日本郷友連盟主催「戦後70周年記念 郷友安保フォーラム」     


 第1部:3人のパネリストによる基調講演

 ◎ 「日本防衛の変遷とあり方」
      参議院議員外務大臣政務官 宇都隆史氏
 ◎ 「民主主義国家日本の防衛」
      衆議院議員元防衛副大臣 長島昭久氏
 ◎ 「日本にとっての日米同盟」
      防衛大学校総合安全保障研究科・国際関係学科教授 神谷万丈氏

第2部:パネル・ディスカッション
 ◎ テーマ:今後のわが国の安全保障政策
      コーディネーター 軍事ジャーナリスト 井上和彦氏

 第118回 安全保障フォーラム (平成27年5月18日)     

 今回は、武蔵野学院大学名誉教授、前川清氏を講師としてお迎えし、「中東大変・世界異変」の
テーマでお話を伺いました。 新テロ脅威としてのIS(イスラム国)の情勢をはじめ、世界中で
起こっている問題を講師の体験や一般では得難い情報をもとにした貴重なお話を伺いました。

講 師  武蔵野学院大学名誉教授 前川清氏

<講師略歴>
 1934年生まれ 防衛大学校卒(1期生・陸上)
 1970年~1973年 フランス高等国防大学留学
 1974年~1976年 外務省中東課出向
 1977年~1980年 初代エジプト防衛駐在官
 帰国後 第32普通科連隊長、陸幕教育課長、第2師団副師団長、第2混成団長、防衛研究所副所長を歴任
 1997年以降、武蔵野学院大学 教授を経て名誉教授として、現在も「国際政治史」等の講座を担当

<著書>
 「ドゴールとナポレオン」(PHP)、「中東の戦争と平和」「中東全史」(学習研究社)

 第117回 安全保障フォーラム (平成27年3月5日)     

 今回は、靖國神社宮司、徳川康久氏を講師としてお迎えし「大政奉還」をテーマにお話を
伺いました。
江戸幕府十五代将軍、徳川慶喜公の曾孫の同氏から、慶喜公が記した大政奉還全文に
対する朝廷の対応とその後の徳川家について貴重なお話を伺いしました。

講 師  靖國神社宮司、徳川康久氏

<講師略歴>
昭和46年 3月 学習院大学法学部法学科 卒業
   46年 6月 フィリップス石油株式会社 入社
平成12年 3月 國學院大學文学部Ⅱ部神道学科 卒業
   16年 8月 芝東照宮権禰宜拝命
   16年12月 故高松宮宣仁親王妃喜久子殿下葬儀において司祭副長を務める
   25年 1月 靖國神社宮司就任(第十一代)
   現職のほか、国際武道連盟 会長、日本放鷹協会 名誉会長等としてご活躍中

 第116回 安全保障フォーラム (平成27年2月9日)     

 今回は、郷友総合研究所研究員の袴田忠夫氏を講師としてお迎えし「日本人と
しての誇り
日本近現代史再考」をテーマに、日本の歴史上、重要な結節となった
明治維新、日清・日露戦争、日韓併合、そして大東亜戦争についての近現代史に
新たな視点からの所論を伺いました。

講 師  郷友総合研究所 研究員 袴田忠夫氏

<講師略歴>
昭和48年 3月 防衛大学校卒 (17期生海上要員)
平成 2年 3月 護衛艦「ゆうばり」艦長
   13年 1月 第3護衛隊司令
   13年12月 海幕調査部長
   17年 7月 第一術科学校長
   19年 3月 退官 郷友総合研究所研究員

 第115回 安全保障フォーラム (平成26年12月2日)     

今回は、世界中を駆け巡り、情報を収集・分析し、各国政府にもアドバイスする等、
国際政治・経済の表裏を知り尽くしている小松啓一郎氏に、「日本の国防再考
-21世紀のあり方を考える-」のテーマで話をお聞きしました。
現在の国際的な混迷の本質を知る上で大いに参考となるお話でした。

講 師  コマツ・リサーチ・アンド・アドバイザリー代表 小松啓一郎氏

<講師略歴>
1979年 商工中金に入行。中小企業向け金融業務(東京)、為替トレーダー(米国ウォール街)等
1994年 英国オックスフォード大学大学院にてD.Phil.(博士号)取得(政治学・国際関係論)
1995年 世界銀行で民間投資促進コンサルタント(サブ・サハラ・アフリカ地域開発局)
1996年 英国通商産業省・上級貿易アドバイザー(初代)就任(ジェトロ長期専門家スキーム派遣)
2001年 エジプト政府支援のため産業振興調査に従事(ジェトロ短期専門家スキームで派遣)
2005年 英Komatsu Research & Advisory設立
2008年 マダガスカル共和国大統領・特別顧問に就任
現在  全世界を対象とする新規ビジネス機会およびカントリー・リスクの情報収集・分析調査・提案等


 第114回 安全保障フォーラム (平成26年8月29日)     

今回は、毎年恒例となりました「26年版防衛白書」について、起草を直接担当された
防衛省の鈴木敦夫参事官をお迎えし、貴重なお話しをお伺いしました。
日本の安全保障法制に関わる閣議決定、国家安全保障戦略および新防衛大綱について、
また、軍備の増強著しい中国の動向、不安定な韓半島情勢、あるいは尖閣諸島の領土
問題等、一層厳しさを増すわが国の安全保障環境を考える上で欠かせない内容でした。

26年版防衛白書へのリンク


 第113回 安全保障フォーラム (平成26年6月3日)      

第113回フォーラムは、講師にコリア国際研究所所長、朴斗鎮(パク・トゥジン)氏をお迎えして、
朝鮮半島情勢等についてお伺いしました。

北朝鮮の核実験示唆や拉致被害者の再調査開始など、最近の朝鮮半島情勢には予断を許さ
ないものがあります。
そうした中での旅客船「セウォル号」沈没事故の責任問題なども加わり政治混迷の深まる韓国、
南北関係はどこにいくのでしょうか。
長年、半島情勢を研究してこられた朴先生の目で見た韓日/日韓関係という点などでも興味
尽きないご講演をしていただきました。

講 師: 朴 斗鎮 氏
1941年大阪市生まれ、1960年 大阪府立生野高校卒業
1966年朝鮮大学校政治経済学部卒業、朝鮮問題研究所所員を経て
1968年より1975年まで朝鮮大学校政治経済学部教員
その後(株)ソフトバンクを経て、経営コンサルタントとなり、
2006年から現職(コリア国際研究所長)、デイリーNK顧問等
半島問題、在日朝鮮人問題を研究し、新聞、雑誌、テレビで幅広い言論活動を行っている
著書:
「北朝鮮 その世襲的個人崇拝思想−キム・イルソンチュチェ思想の歴史と真実」
「朝鮮総連 その虚像と実像」など

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 第112回 安全保障フォーラム (平成26年2月18日)     

第112回フォーラムは、講師に当連盟名誉会長、堀江正夫氏をお迎えいたしました。
堀江氏は大正4年生まれ、今年、白寿を迎えられます。
堀江氏は陸軍士官学校50期生、陸軍大学校第57期生。 陸大卒業後、大東亜戦争に
おいては旧陸軍18軍参謀として勤務をされました。
戦後は警察予備隊に入隊、次いで陸上自衛隊の創隊時から多大の貢献をされました。
陸自では第3師団長、西部方面総監を歴任後、退官され、その後、参議院議員として
国政の場においても大きな活躍をされました。
堀江氏から「我が人生を顧みて」と題して、貴重なお話しをしていただきました。

講 師: 堀江 正夫氏  

【主な著書】
「堀江正夫闘魂の詩・元自衛官の手記」(朝雲新聞社 1971年)
「日本の防衛 私はこう考える」(並木書房 1981年)
「留魂の詩・東部ニューギニア戦記」(朝雲新聞社 1982年)

 第111回 安全保障フォーラム (平成25年12月9日)     

笹 幸恵氏はこの十年間、戦地への慰霊巡拝をライフワークとされてきました。
その間、そこで見たものは祖国のために戦った人々が忘れ去られ、放置されている現状でした。
そこで今回は、一昨年より開始したガダルカナル島の未送還遺骨情報収集活動の内容と実績に
ついてお聞きいたします。

講 師: 笹 幸恵氏  

昭和49年、神奈川県生まれ。
大妻女子短期大学部日本文学科卒業後、出版社勤務を経て平成13年にフリーランスとなる。
ビジネス関係の取材執筆の傍ら、先の戦争に関心を抱き、戦友会などを通じて取材を始める。
海外の民間人建立慰霊碑や遺骨帰還事業の問題点を雑誌等に寄稿。現在、国内外の慰霊巡拝や
戦跡巡りをライフワークとしている。
これまでに訪れた「かつての戦地」は太平洋の各諸島を中心に15ヵ所以上にのぼる。

【主要な著書】
『女ひとり「玉砕の島」を行く』(文藝春秋)
『「白紙(しろがみ)召集」で散る―軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)
『「日本男児」という生き方』(草思社)

【著述外の活動】
全国ソロモン会常任理事
公益財団法人特攻隊戦没者慰霊顕彰会理事
大妻女子大学非常勤講師
ガダルカナル島未送還遺骨情報収集自主派遣隊
主宰/近現代史研究会(PandA会) http://www.panda1945.net/


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 第110回 安全保障フォーラム (平成25年10月24日)     

 我が国は徹底した占領政策によって国防およびその中核をなす軍事に関する事項が
排除された「国防無き憲法」とも言うべき現行憲法の受け入れを強いられ、その拘束や
制約もあって永年にわたり国家の防衛を疎かにしてきました。
その抜本的再構築なしには、「日本の再生」もあり得ないとの認識の下、我が国の安全
保障・防衛体制を確立するための憲法改正の問題に焦点を当て、皆様とともにこの問題
を考えてみたいと思います。
今回は講師として、元陸自幹部学校長の樋口譲次氏をお迎えし、「日本の再生」は
憲法改正から -わが国の安全保障と憲法- のテーマでお話を伺いました。

講 師: 樋口譲次氏  郷友総合研究所・日本安全保障戦略研究センター 上級研究員
         
<主要略歴>
昭和22年 1月生まれ 長崎県出身
昭和44年 3月 防衛大学校卒(第13期生 機械工学専攻)
第2高射特科群長、第2高射特科団長、第7師団副師団長、第6師団長、陸上自衛隊幹部学校長を歴任 

<著書等>
「日本の核論議はこれだ」(共著 郷友総合研究所編 展転社)、
「本当にこれでいいのか「防衛省設置法案」」(雑誌「正論」平成18年10月号)
「これでは日本は守れない!自衛隊の実力低下を憂う」(雑誌「正論」平成19年5月号)
その他、日本戦略研究フォーラム季報等に論文多数を執筆

 第109回 安全保障フォーラム (平成25年8月26日) 

今回は、毎年恒例となりました「25年版防衛白書」について、起草を直接担当された
防衛省の辰巳審議官をお迎えし、貴重なお話しをお伺いしました。
軍備の増強著しい中国の動向、引き続き不安定な韓半島情勢、あるいは尖閣諸島の
領土問題等、激動するわが国の安全保障環境を考える上で欠かせない内容でした。

25年版防衛白書へのリンク



 第108回 安全保障フォーラム (平成25年6月19日) 

海洋覇権を求めて軍事大国に突き進む中国、金王朝の体制維持を目途に核開発を進め、
瀬戸際外交を続ける北朝鮮、竹島、閣僚の靖国参拝問題で悪化した日韓関係等、
混迷、流動化する東アジア情勢の中、日本の外交・安全保障は如何にあるべきか・・

今回は、講師に岡崎久彦氏をお迎えし、「最近の国際情勢と日本外交」のテーマで日本の
外交を考える上での貴重なお話をお伺いしました。

講師
   NPO法人 岡崎研究所所長・理事長
   元サウジアラビア、タイ大使   岡崎久彦氏
   1930年、大連生まれ。
   1952年、東京大学法学部在学中に外交官試験に合格、外務省入省。
   1955年、ケンブリッジ大学経済学部学士及び修士課程修了。
   1978年、防衛庁国際担当参事官。
   1984年、外務省情報調査局長。 在サウジアラビア大使。
   1988年、在タイ大使。
   2002年、岡崎研究所所長、現在に至る。

 第107回 安全保障フォーラム (平成25年5月9日)  

「自分の国は自分で守る」という近代国家の常識さえ身についていない日本。
「歴史を忘れた民族は滅びる」という世界の歴史家の宣言どおりの道をひたむきに辿っている日本。
「理想を喪った民族は滅びる」という明日を担う若者の夢は全く小さい。
物の価値のみにとらわれ、「心の価値」を見失った民族は滅びるという。

「日本はこれでいいのか」・・・今回は国内外でご活躍中の中條高德氏を講師としてお迎えし、日本の
進むべき道について熱く語っていただきました。

講師の略歴

かつて崖っぷちに立たされたアサヒビールを、大胆不敵な「アサヒビール生まれ変わり作戦」の総指揮官として、
見事に立て直した知将。 1927年 長野県に生まれる。 陸軍士官学校60期生。
・ 英霊にこたえる会会長
・ 日本会議代表委員
・ アサヒビール㈱ 名誉顧問

 第106回 安全保障フォーラム (平成25年2月18日) 

我が国固有の領土である尖閣諸島への執拗な領海・領空侵犯を繰り返す中国、長距離弾道
ミサイル及び核兵器の開発に血道を上げる北朝鮮、我が国の竹島を不法に実効支配し続ける
韓国など、日本周辺の安全保障環境はこれまでの不確実・不透明のレベルから確実に厳しさを
増しつつあります。

このような情勢の中にあって、昨年末3年ぶりに政権与党に復帰した自民党から自衛隊出身の
二名の参議院議員、佐藤正久議員及び宇都隆史議員を講師にお招きして、危機にある我が国の
防衛について熱く語って頂きました。


 第105回 安全保障フォーラム (平成24年12月4日) 

講師に韓国空軍士官学校 名誉教授 崔三然氏をお迎えして、「朝鮮半島の実情と日本の対応」の
テーマで講演をいただきました。

 第104回 安全保障フォーラム (平成24年10月23日) 

講師に元陸上幕僚長 冨澤暉氏をお迎えして、「帝国陸軍の反省と自衛隊」- 『F機関』
著者・藤原岩一追想- のテーマで講演をいただきました。
良き伝統を継ぎ、悪しき伝統(習癖)を断ち切るための方策等についてお話をされました。

講師
・ 元陸上幕僚長

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 第103回 安全保障フォーラム (平成24年9月19日) 

中国で反日デモや暴動が起こり、尖閣周辺へ中国船が出没する中、米ハーバード大学
アジアセンターでの研究研修を終え帰国された、元中央即応集団司令官の柴田幹雄氏を
お迎えし、「中国人民解放軍の動向と戦略」というテーマで、最新の中国軍事情勢について
お話しを頂いた。

講師の主要略歴
・1975年防衛大卒
・第32普通科連隊長、幹部候補生学校長、中央即応集団司令官等を歴任し、2008年退官  陸将
・米陸軍歩兵学校留学、在米国日本大使館防衛駐在官、ルワンダ難民支援連絡官等を勤務
・2011年 ハーバード大学アジアセンター上席研究員

 第102回 安全保障フォーラム (平成24年8月21日) 

中国、韓半島情勢等、わが国を取り巻く安全保障環境は引き続き厳しい状況下にありますが、
第102回安全保障フォーラムでは、防衛省大臣官房審議官 石塚泰久氏から、新防衛大綱、
新中期防に則り「動的防衛力」構築による防衛力強化にいかに取り組んでいくのか、また、
日米同盟を深化しつつ、強固な抑止力を持つ万全の防衛態勢を確立する具体的な施策、
あるいは東日本大震災の教訓を踏まえ、日本の危機管理体制をより確実にする方策等、
今年度防衛白書の記述内容についてお話を伺いました。

 第101回 安全保障フォーラム (平成24年7月10日) 

平成22年6月に様々な困難を克服し無事地球に帰還した「はやぶさ」は日本中に感動を
呼び起こし、世界中の賞賛と喝采を浴ました。
「はやぶさ」プロジェクトチームの安部正真博士(宇宙航空研究開発機構)から、「はやぶさ」
の挑戦とその後継機である「はやぶさ2」についてお話しを頂きました。


講師の主要略歴
・昭和42年 神奈川県生まれ
・東京大学理学部地球物理学科 卒業
・専門は惑星科学、小惑星探査、太陽系小天体の観測、地球・月系の力学進化等の研究
・「はやぶさ」プロジェクトでは、探査候補小惑星の地上観測、近赤外線分光器の設計、
 サンプル分析設備の準備、イトカワからの試料分析
・「はやぶさ2」プロジェクトにも参画

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第100回記念安全保障フォーラム(平成24年5月16日) 

第100回記念安全保障フォーラムは前統合幕僚長 折木良一氏及び元総理大臣 
安倍晋三氏を講師にお迎えし、平成24年5月16日(水) グランドヒル市ヶ谷で開催
されました。
記念フォーラムには、邦楽演奏も行われ、大盛況のうちに閉会となりました。


 第99回 安全保障フォーラム (平成24年3月8日) 

講師に講師に元ハーバード大学アジアセンター上級客員研究員の福山隆氏をお迎えし、
「朝鮮半島の地政学10則」のテーマで、朝鮮半島の地政学的視点からの情勢分析と
その評価をお伺いしました。

講師の主要略歴
元陸上自衛官(防大14期) 連隊長時、地下鉄サリン事件除染部隊指揮。
韓国防衛駐在官 西方総監部幕僚長(陸将)を歴任。 
退官後、ハーバード大アジアセンター上級客員研究員。
現在ダイコー(株)取締役専務
著書に「2013年、中国・北朝鮮・ロシアが攻めてくる」(幻冬社)等3冊

 第98回 安全保障フォーラム (平成24年1月30日) 

講師に山下輝男氏をお迎えし、「各種事例から危機管理を考える」のテーマで大災害や
企業不祥事等の具体的な事例研究から得られた「危機管理の要諦」についてお話しを
伺いました。

講師の主要略歴
1969年防衛大卒 
陸上自衛隊入隊 第29普通科連隊長 中部方面総監部防衛部長 第1師団副師団長 
2001年第5師団長等を歴任 
陸自現役間に奥尻島災害、阪神淡路大震災、三宅島噴火災害、十勝沖地震災害に
陸自部隊長・幕僚として派遣参加 
現在、NPO法人埼玉県国民保護協力会理事長、NPO法人平和と安全ネットワーク理事、
日本戦略研究フォーラム政策提言委員等として活躍中

 第97回 安全保障フォーラム (平成23年11月18日) 

海の警察・消防として日本の海を守る海上保安庁で、SST(特殊警備隊)の隊長を
務められた住本祐寿氏を講師にお迎えし、「海上保安業務日本近海事情」のテーマで
知られざる海上警備の実態についてお話しを伺いました。

講師の主要略歴
1983年に海上保安庁に入庁後、第5管区に配属。 
87年関西国際空港海上警備隊員を拝命。  「EZキャリア号」事件、ソウル五輪警護に従事。 
91年プルトニューム輸送船「あかつき丸」に武装警乗保安官として乗船。 
99年特殊警備隊SST隊長を拝命。 2000年12月退庁。

 第96回 安全保障フォーラム (平成23年8月19日) 

「武士道に学ぶ」の演題で東京大学大学院教授・菅野覚明氏から、存亡を懸けて自己を
問う武士の思想についてお話していただきました。

講師の主要略歴
倫理学者。 現在、東京大学大学院教授。 専攻は日本倫理思想史。
昭和31年生まれ、東京都出身
  54年 東京大学文学部倫理学科卒業
  55年 東京大学大学院人文科学研究科倫理学専攻修士課程終了
  60年 同博士課程退学、文学部助手
平成3年 助教授
  17年 東京大学人文社会系研究科教授
  
主要な著書
「本居宣長―言葉と雅び」、「神道の逆襲」、「よみがえる武士道」、「武士道の逆襲」、
「武士道に学ぶ」など。
平成13年に「神道の逆襲」でサントリー学芸賞を受賞。


 第95回 安全保障フォーラム (平成23年8月19日) 

平成23年度の防衛白書について作成を担任された防衛省の筒井和人審議官から
講演をいただいた。


東日本大震災における自衛隊の活動や国際情勢、新たな防衛大綱を踏まえた日本の防衛体制に
ついて紹介をされた。


     平成23年度版防衛白書(電子版)へのリンク



 第94回 安全保障フォーラム (平成23年6月10日) 

「日本再興は国防の充実から」をテーマに前防衛大学校長の西原正氏から 
講演をいただいた。


東日本大震災を経て、見えてきたこと、これから作り上げるべき国のかたちについて、
貴重なお話を聞かせていただきました。

講師 西原 正(にしはら・まさし)氏 プロフィール


(財)平和・安全保障研究所理事長
1962年京都大学法学部卒業後、ミシガン大学より修士号(68年)および博士号(72年)を取得。
京都産業大学助教授、教授(75年)を経て、77年より防衛大学校国際関係論教授として勤務、
2000年4月同大学校長に就任。
2006年3月退任し、その後現職に。

70-72年ジャカルタ現地調査をした他、79年オーストラリア国立大学客員研究員、81-82年
ロックフェラー財団客員研究員として海外研究をする。
93-96年防衛研究所第一研究部長、2001-03年小泉首相対外関係タスクフォースのメンバー、
2004-06年大量破壊兵器委員会(ハンス・ブリックス主宰)のメンバーなどを務める。

『戦略研究の視角』(88年)、『台頭するベトナム』(共編、96年)、『日米同盟再考』(共編、2010年)、
『軍事大国化するインド』(共編、2010年)など、日本の安全保障と国際関係に関する著・編著多数。

 第93回 安全保障フォーラム (平成23年3月7日) 


 激動する国際情勢・・・、新聞、テレビ等メディアによる報道では十分知り得ないその
実態、「ニュースの裏側」について、テレビ局報道記者として常に第一線で活躍されて
きた讀賣テレビ特別解説委員の岩田公雄氏に「報道の最前線に立って思うこと」の
テーマでご講演をいただいた。
  
講 師  讀賣テレビ報道局 特別解説委員 岩田公雄氏

 第92回 安全保障フォーラム (平成22年12月9日) 

「日本の国境を守れ!~国家主権と領土問題を考える~をテーマに自由民主党 
衆議院議員 領土問題特別委員長代理 新藤義孝氏から講演をいただいた。


東シナ海ガス田、尖閣諸島、竹島、北方領土における危機的な現状と、日本のとるべき方策について
貴重なお話を聞かせていただきました。

講師 新藤義孝氏 プロフィール

現在4期目、自民党報道局長、同埼玉県連会長、衆議院安全保障委員会委員、川口自衛隊
協力会顧問等として広範な分野にご活躍中

昭和33年1月 川口市生まれ
昭和55年3月 明治大学文学部卒業
平成3年4月  川口市議会議員(1期)
平成8年10月 衆議院議員(38歳 初当選)
平成13年   総務大臣政務官(小泉内閣)
平成14年   外務大臣政務官(小泉内閣)
平成17年   自民党国防部会 部会長
平成19年   経済産業副大臣(安倍・福田内閣)
平成20年   自民党安全保障調査会 副会長
平成21年   自民党総務会 副会長

新藤氏は、硫黄島最後の日本軍最高司令官として玉砕した栗林忠道陸軍大将を祖父にもち、
現在、硫黄島協会の顧問を務め戦没者の慰霊や遺骨・遺品収集活動に尽力している。

 第91回 安全保障フォーラム (平成22年10月25日) 

「激動するアジアの中の日本」をテーマに桐蔭大学教授 ペマ・ギャルポ氏から講演を
いただいた。


国際政治学者、宗教学者として国内外に幅広くご活躍中の先生から、緊迫するアジア情勢について、
貴重なお話を聞かせていただきました。

講師 ペマ・ギャルポ氏 プロフィール

現在、チベット文化研究会名誉所長、桐蔭横浜大学・大学院教授、拓殖大学客員教授
南アジア地域協力連合研究調査会会長、モンゴル国大統領社会文化担当元顧問、
ブータン王国首相顧問、TVコメンテーター(国際情勢)としても活躍中

1953年 チベットのカム地方ニャロン生まれ
1959年 インドに亡命、難民キャンプで少年期を過ごす
1965年 来日
1973年 チベット文化研究会設立
1976年 亜細亜大学法学部卒業
1980~90年 ダライ・ラマ法王アジア・太平洋地区担当初代代表に就任
1996年 岐阜女子大学教授
2004年 岐阜女子大学名誉教授

 第90回 安全保障フォーラム (平成22年9月29日) 

 恒例の「防衛白書」について、前田 哲氏(防衛省大臣官房報道官)から講話をいただいた。
今年度の防衛白書は、昨年9月の政権交代、国際安全環境の変化、日米安全保障条約の
締結50周年、防衛大綱の見直し時期等の状況をふまえた白書であり、大変興味のある講話
であった。

 第89回 安全保障フォーラム (平成22年6月9日) 

世界に冠たる日本文化」のテーマで、外交評論家 加瀬英明氏から講演をいただいた。   

講師 外交評論家 加瀬英明氏
<略歴等>
昭和11年 東京生まれ
       慶應義塾大学、エール大学、コロンビア大学に学ぶ。
       「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長を経て、現在評論活動中。
       シカゴ大学、ペンシルバニアなどより安全保障問題の講師として招かれるなど、
       海外での講演活動も多い。

現在、   (社)日本文化協会会長、日本会議代表委員、(社)日本文化フォーラム理事、
       (財)日本国防協会評議委員、日本戦略研究フォーラム評議委員、
       江戸研究学会会長等

著書    「徳の国富論」(自由社)、「昭和天皇 三十二の佳話」(実業之日本社)、
       「日本を誤らせた国連教と憲法信者」(展転社)、「独裁者 その恐ろしくて滑稽な
       実像」(グラフ社)、「ユダヤの訓え~「大物」になる勉強法」(三笠書房)、
       「イギリス 衰亡しない伝統国家」(講談社)、「天皇家を語る」(たちばな出版)、
       「日本人を語る」(たちばな出版)等
       (大学在学中韓国延世大学韓国語学堂に短期留学、韓国語を学ぶ)

 第88回 安全保障フォーラム (平成22年4月14日) 

北朝鮮による日本人拉致問題」のテーマで、拓殖大学教授で特定失踪者問題調査会
代表の荒木和博氏から
講演をいただいた。

講師 拓殖大学教授 荒木和博氏
<略歴等>
昭和54年 慶應義塾大学法学部政治学科卒。
       (大学在学中韓国延世大学韓国語学堂に短期留学、韓国語を学ぶ)
平成15年 特定失踪者問題調査会設立にともない代表に就任(現在に至る)
       予備自衛官補(技能公募・朝鮮語)を経て予備自衛官任官(現在予備1等陸曹)
平成16年 戦略情報研究所㈱設立にともない代表取締役に就任(現在に至る)
       拓殖大学海外事情研究所教授に就任(現在に至る)
 
◎著書 『愛し哀しき韓国よ!』(平成4年・亜紀書房)
  『北朝鮮崩壊、日本大混乱』(平成6年・現代コリア研究所)

 第87回 安全保障フォーラム (平成22年2月9日) 

「国際機関と日本人(誤解と現実)」のテーマで化学兵器禁止機関(OPCW)の
前査察局長、秋山一郎氏から講演をいただいた。

 秋山氏は通算10年間の永きにわたり化学兵器禁止条約策定作業に関与され、さらに延べ10年間、
化学兵器禁止機関査察局長として活躍されました。
海外国際機関での勤務を通じ、日本と日本人に関して感じたことをお話しいただきました。

講師 前化学兵器禁止機関査察局長 秋山一郎氏
<略歴等>
昭和46年 防衛大学校卒業(第15期生 応用化学専攻)
昭和49年 米国イリノイ大学留学 Ph.D.取得(理学博士)
        帰国後、陸上幕僚監部、技術研究本部、化学学校等に勤務。
昭和57年~64年   国連軍縮会議に化学兵器専門家として参加。
        化学兵器禁止条約の起草に寄与
平成9年  防衛省より化学兵器禁止機関に派遣、査察局長(初代)に就任。
平成14年 陸上自衛隊化学学校長(陸将補)
平成16年 化学兵器禁止機関査察局長に再度就任

 第86回 安全保障フォーラム (平成22年1月26日) 

「日本の歴史教育について」のテーマで新しい歴史教科書をつくる会 会長、藤岡信勝氏
から講演をいただいた。

講 師  新しい歴史教科書をつくる会 会長、藤岡信勝氏
<略歴等>
昭和18年(1943年)北海道生まれ。北海道大学教育学部卒。同大大学院教育学研究科博士課程
単位取得。北海道教育大学助教授、東京大学教育学部教授などを経て、現在、拓殖大学教授。

戦後の歴史教育を根底から見直し、自国に誇りを持てる歴史教育の再建の必要性を主張。
平成7年「自由主義史観研究会」を組織し、ベストセラー「教科書が教えない歴史」1~4をまとめる。
平成17年、第21回正論大賞受賞。
<著書>
「近現代史教育の改革」(明治図書)、「汚辱の近現代史」「呪縛の近現代史」(徳間書店)、
「教科書採択の真相」(PHP研究所)等、多数


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 第85回 安全保障フォーラム (平成21年12月7日) 

「中国の軍事情勢とアジアの安全保障」のテーマで拓殖大学名誉教授 茅原郁生氏
から講演をいただいた。

               
講 師 拓殖大学名誉教授 茅原郁生氏
<略歴等>
1962年 防衛大学校卒 陸上自衛隊入隊
       幹部学校教官、陸幕情報幕僚、連隊長、師団幕僚長等を歴任
1994年 防衛研究所で文官研究職に転官(元陸将補)
      アジア研究室長、研究部長を歴任 英ロンドン大学客員研究員
1999年 拓殖大学教授に就任
      開発協力学科長、大学院安全保障専攻主任教授を歴任
2009年 同大名誉教授
著書:「中国軍事論」(芦書房)「安全保障から見た中国」(剄草書房)
    編書に「中国エネルギー戦略」「中国空軍」等多数


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 第84回 安全保障フォーラム (平成21年9月7日) 

「朝鮮半島情勢と日本」のテーマで防衛研究所の武貞秀士氏から講演をいただいた。

講演内容は北朝鮮とミャンマー、イラン等の関係、北朝鮮の核開発の目的、日本の対応等であった。

講 師 防衛省防衛研究所 統括研究官 武貞秀士氏
<略歴等>
1949年(昭和24年) 神戸市生まれ
1972年 慶應義塾大学法学部 卒業
1977年 同大学 大学院博士課程 修了
1975年 防衛庁防衛研究所 勤務
      研究室長、主任研究官、図書館長を歴任
      朝鮮半島の軍事・国際関係を専門とする
1979年 韓国延世大学韓国語学堂 卒業 
      米国スタンフォード大学、ジョージワシントン大学客員研究員
2007年 4月より現職

著書:「恐るべき戦略家・金正日」(PHP研究所 2001年)
   「北朝鮮深層分析」(ベストセラーズ 1998年) 他多数


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 第83回 安全保障フォーラム (平成21年8月25日) 


 毎年恒例の「防衛白書」について、防衛省大臣官房審議官の鈴木良之氏から講話をいただいた。
今年度の防衛白書は、中国の軍拡、政情不安、あるいは北朝鮮情勢をはじめ東アジアの安全保障
環境が激変する中での白書であり、大変興味のある講話であった。


 第82回 安全保障フォーラム (平成21年7月15日) 


  「わが国のミサイル防衛の課題」のテーマで金田秀昭氏(岡崎研究所理事特別研究員)
から講演を頂いた。

  主要内容は北朝鮮と中国の弾道ミサイル脅威、米国のMD構想、我が国の弾道ミサイル防衛と
日米BMD協力、今後、わが国の取るべき方向等であった。

<金田秀昭氏略歴>1945年(昭和20年)神奈川県生まれ
  1968年(昭和43年)防衛大学校卒(12期)
  米海軍大学校指揮課程終了、海幕防衛課長、
  舞鶴地方総監部幕僚長、 第4護衛隊群司令、
  統幕第5幕僚室長、護衛艦隊司令官
  1999年(平成11年)退職(海将)
      のちハーバード大学上席特別研究員、
      慶應義塾大学総合政策学部特別招聘教授等を歴任し
      現在、岡崎研究所理事特別研究員、
      三菱総合研究所主席専門研究員

<主要著書>「弾道ミサイル防衛入門」2003年 かや書房
         「日本のミサイル防衛」2006年12月 日本国際問題研究所
         「ミサイル学 これが脅威の実態だ」2007年4月 二見書房

 第81回 安全保障フォーラム (平成21年5月14日) 

 戦後の義務教育界の最前線で御苦労された元全国連合小学校校長会会長の横山
安宏先生に、歪められた日本の教育の実態とあるべき姿を「文武両道の教育」と題して
お話ししていただいた。


 第80回 安全保障フォーラム (平成21年2月4日) 

 「歴史教育と自衛隊」のテーマで荒木 肇氏(『静かに語れ歴史教育』(出窓社)、
『自衛隊という学校』(並木書房)等の著者)から講演を頂いた。


 第79回 安全保障フォーラム (平成20年12月3日) 

  「皇室と日本人」のテーマで竹田恒泰氏(作家、慶應義塾大法学研究科(大学院)講師。
旧皇族・竹田家に生まれる。明治天皇の玄孫)から講演を頂いた。

  
  講演内容
    (1) 皇位継承と皇室典範及び皇族の意義
    (2) 皇室をめぐる報道のあり方
    (3) 国体について


 第78回 安全保障フォーラム (平成20年10月20日) 

「憲法-もう1つの読み方」と題し、伊藤哲夫氏(日本政策研究センター代表)から
 講演を頂いた。

  
  次の項目について、具体的に解説された。
  1、現行憲法が草案された背景と問題点
    (1)押し付け憲法、
    (2)吉田ドクトリン、
    (3)9条の会(護憲派)の動き、
    (4)日本憲法のあり方
  2、 明治憲法作成の経緯
    伊藤博文-井上毅の連携

 第77回 安全保障フォーラム (平成20年9月18日)

 枡田一彦防衛参事官から「防衛白書」について講演を頂いた。

 第76回 安全保障フォーラム (平成20年7月18日)

 「命・家族・国家の尊厳を守りたい」と題し、有村治子氏(参議院議員)から講演を頂いた。

 有村氏はしっかりとした国家観と、地に足のついた生活観を併せ持つ若手議員として、「教育は
国民性を創る礎」を信念に、命の重み・家族の絆・国家の尊厳を守ることを志して、全国対話を続
けておられます。

 国家の尊厳という本質的な問題をテーマに(1)教育門題(戦後日本を駄目にした)(2)領土問題
(北方4島、竹島、尖閣諸島)に対する日本の取るべき方向について述べ、国を長期的に治めるには
「食糧」「武器」「信用」のうち「信用」が最も重要であると力説された。

 また、映画「靖国」について国会で有村氏等が指摘している問題点(内容、制作への公的助成金の
適否等)について説明し、それによって有村氏が受けているメデイア、文化人等からの非難の実情を
紹介された。

<講師 有村治子氏 略歴>
昭和45年9月 石川県生まれ、滋賀県育ち。
近江兄弟社高校を経て、ICU国際基督教大学を卒業。
米国SIT大学院に留学・修士課程修了、 日本マクドナルド(株)勤務
平成11年、青山学院大学大学院博士課程(国際政治経済研究科)に進学
平成12年、桜美林大学講師
平成13年、参議院選挙 比例代表(全国区)にて初当選(30歳)
平成17-18年には文部科学大臣政務官(教育基本法改正に取り組む)
平成19年参議院選挙にて2期目の当選を果たす
国 会:内閣委員会理事、予算委員会委員、少子高齢化・共生社会に関する調査会理事
自民党:女性局長、青年局次長、内閣部会副部会長、文部科学部会副部会長 等

 第75回 安全保障フォーラム (平成20年5月15日)


 「日台関係-228事件を主体に―」と題し、阮美姝(ゲン・ミス)(台湾神学院栄誉講師)
から講演を頂いた。

内容は1624年からの台湾の変遷及び日本が統治した時代の日本の善政(特に教育)を賞賛
された。
1947.2に発生した台湾の228事件(虐殺)及び阮美姝氏の父親拉致事件について、1970から
阮美姝氏が資料収集や真相究明のため、地下活動を行ってきて明らかになった真相について
説明された。
この恐るべき悲劇を歴史に残す意義について訴えられた。


 第74回 安全保障フォーラム (平成20年4月23日)

 「最近の台湾軍事情勢」と題し、長野陽一氏(前財団法人交流協会台北事務所主任)
から講演を頂いた。

 2003年1月から4年4か月にわたり、台湾で勤務した間の思い出から台湾の発展(変化)に
ついて述べ、台湾の軍事情勢として (1)国防政策 (2)軍事戦略 (3)兵制改革 (4)軍の
近代化の4項目について解説された。
最後に日台関係において日本の取るべき態度について提言を行った。

 第73回 安全保障フォーラム (平成20年3月25日)

 「沖縄戦の概要と住民保護」と題し、皆本義博氏(元陸軍海上挺身隊中隊長、現埼玉県
郷友会会長)から講演を頂いた。


 内容は以下の2部からなり、詳細な資料及び体験を主体に講演され、感銘を受けた。
特に、「『慶良間諸島の集団自決は軍の強制である』と事実を歪曲した情報が伝聞によって全国
に広がり、中学、高校教科書等にも軍の強制であると登載された。関係者によって事実が歪めら
れたことは、陸軍の名誉にかかわることで事実を史実として青史にとどめるべく訴訟を起こし、原告
側に具体的な実証の資料や証言(皆本氏法廷で証言)が整っており、解決の方向に向かっている。」
と、強調された。

「第1部」 沖縄戦の概要と統率
  (1) 沖縄戦の特色
  (2) 戦略的意義の移り変わり
  (3) 沖縄本島(捷2号作戦)の配備の変更
  (4) 日米戦力差
  (5) 戦闘経過の概要
  (6) 沖縄戦における統率

「第2部」 戦場における住民の保護
  (1) 臨戦態勢の整備
  (2) 国土戦における軍・官の指揮系統
  (3) 戦力なき部隊の戦闘の実装
  (4) 慶良間諸島での住民の集団自決
  (5) 歪曲された風聞の放逐と史実の検証

<講師略歴等>
大正11年生、陸軍士官学校(57期)卒
陸軍海上挺身隊中隊長として沖縄慶良間諸島の戦いに参加
戦後は警察予備隊に入隊(昭和26年12月)、保安隊、自衛隊に奉職
主要自衛隊歴:帯広地方連絡部長、陸幕募集課長、施設学校教育部長など
昭和52年4月に国防の任を全うされて退官
退官後、会社勤務の傍ら、隊友会常任理事、隊友会埼玉県連会長等を歴任
現在、埼玉県郷友会会長、NPO法人埼玉国民保護協力会会長


 第72回 安全保障フォーラム (平成20年1月24日)

 佐藤正久氏(参議院議員・元陸自1佐)から「新たな戦場に立って」と題して講演を頂いた。

 内容は参議院議員になってからの所感を次の項目にしたがって興味深く述べられた。

  1、 永田町の印象
      変な所・・・常識では理解し難い面あり
  2、「目線」が大事
      「鳥の目」(俯瞰)と「虫の目」(現場の目線)の両方が必要
      物事は結果が大事
  3、ゴラン高原支援(佐藤氏が最初の隊長)にイラクのいろいろな教訓が反映されていない。
      陸自は自己規制が強く前のものを変えない体質
      政治からの提言の必要性を痛感
  4、 恒久法と特措法
      それぞれに長所・短所あり、恒久法を作る場合は現場の声を大切にする事が大事
  5、防衛省改革
      懲罰的見直しはやるべきでない。
      冷静に必要性の説明が大事(大衆迎合は不可)。
  6、 中期防見直し
      国民にとって民生は理解し易いが、安全は判りにくい。
      民生より安全の方が大事であり、国民に判りやすい説明が必要
  7、新テロ特措法、ガソリン税等の問題を国益の議論なくして、すべて政局にする
      現在の政治は大きな問題がある。(特に小沢民主党の対応)

 最後に、今後とも永田町の風土に染まらず、皆様のご指導ご支援を頂いて、政治家(自衛隊
政治家)として成長して行きたいとの決意を述べられた。


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第71回安全保障フォーラム(平成19年10月23日)

 
森本 敏氏(拓殖大学大学院教授・同大学海外事情研究所長)から「何処へ行く日本」
と題して講演を頂いた。

  
内容は国内問題と日本を取り巻く国際関係に分けて簡潔に問題点を指摘された。

 
国内的には7月の参院選の自民党敗北の要因(年金、格差、安倍内閣の不祥事、官邸機能の
低下等)を分析し、選挙に対する自民党の見通しの甘さを指摘された。
自民党支持基盤の崩壊により、現政権は非常に厳しい状況下での政権運営を強いられている。
 国際的にはアメリカ、ロシア、中国等の状況及び日本との関係について解説された。
特に日米関係(思いやり予算,F-22問題等)は現在極めて悪い状況にあると指摘された。
 今後は(1)新テロ特措法=国会再延長による乗り切り(国益にとって絶対必要)(2)守屋問題
=進展によっては政界、防衛省に大きな影響が出ることが予想される。


 
まとめとして、日本の将来について大きな危機感を示され、特に長年の教職の経験から青少年
育成の教育の重要性を力説された。


第70回安全保障フォーラム(平成19年10月23日)


  郷友安保フォーラムの70回特別企画として、「日本の伝承文化-平家琵琶の
世界-」 と題し、荒尾 努氏による平曲の弾き語りを語りを楽しんだ。
荒尾氏は演奏を概要とについての説明の後、200曲の平曲の中から、「祇園精舎」
「敦盛最期」「那須与一」
の3曲の弾き語りと曲の解説を行った。  
また、平家琵琶ならびに盲僧琵琶、薩摩琵琶、筑前琵琶の由来について説明された。

まとめとして、平曲を通じて感じることを次の3つに要約された。
 1、 日本語の美しさ
   (日本語独自の情景描写などの美しさ)
 2、 日本の歴史を知る大切さ
   (自分の国の歴史を知ることの重要性)
 3、 想像力の豊かさ
   (耳で聞いて、頭で想像する。想像力の無限性)



<講師略歴等>

  講師の荒尾努氏は、昭和541979)年生まれ、中学生の時に「平家物語」を諳んじ、
 平成111999)年に金田一晴彦先生(20045月死去)、須田誠舟先生の下で平曲を学びはじめ、
 現在も指導を受けておられる数少ない本物の平曲継承者です。

  荒尾氏は、慶應義塾大学法学部を卒業して、大手企業に入社され、会社での激務をこなしながら、
日本各地で演奏活動を行うというハードな日々を送っておられます。
「数少ない平曲継承者として、一人でも多くの方に平家の語りを聞いてもらいたい。」「平家一門の
素晴らしさ、優しさを通じて日本の美しさを伝えたい。」と、全国の神社仏閣、中学校、平家に関連
する各種イベント等で積極的に演奏活動を行っています。
平成172005)年に「宮島観光大使」に就任して活動の場を広げられ、更に最近では「平成の琵琶
法師」として各種メディアにも出演する等、平曲の普及に努めておられます。


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第69回安全保障フォーラム(平成19年9月20日)

 加瀬 英明氏(外交評論家)から「慰安婦論争を巡る中韓との戦い」と題して講演を頂いた。

  米下院で慰安婦問題が決議された経緯や背景ならびに事実関係について解説された。
また、南京虐殺問題について「南京事件の真実を検証する会」会長として会の活動を紹介し、いろいろな
資料等から南京事件の事実はなかったと解釈するのが妥当であると結論づけられた。

  その他、自民党総裁選やテロ特措法などの時事問題等についての見解を述べられた。
  



第68回安全保障フォーラム(平成19年8月21日)

 
 
上滝 守氏(防衛省大臣官房報道官)から「19年度防衛白書」と題して講演を頂いた。

 内容上のポイントは次の6点である。

  (1)防衛省への移行と国際平和協力活動等の本来任務化
  (2)米軍再編に関する取組と日米安保体制の強化
  (3)国際平和協力活動への取組と安全保障対話・防衛交流の推進
  (4)防衛省・自衛隊の人的施策と情報流出防止のための取組
  (5)大量破壊兵器等の拡散への対処
  (6)わが国を取り巻く安全保障環境、
  であり、各章の要点(強調点)を簡潔に説明された。

 また、編集のポイントは

  (1)わかりやすい白書を追求
  (2)自衛隊員の「顔」が見えるよう工夫
  (3)諸外国に対する透明性の向上に着意して編集されている。


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第67回安全保障フォーラム(平成19年7月25日)

 「現代インドの軍事戦略と周辺諸国」と題し、森尻純夫(インド・マンガロ-ル大学
客員教授・東京財団研究員)から講演を頂いた。

 IT産業を中心とした経済発展や、多極的な外交により国際社会で存在感を高めるインドの
情勢について次の項目により、現地に長くおられた経験から判りかりやすく解説された。

1、 民生核開発(原発)と核武装
 (1) 大統領選挙と核戦略
   経済発展により最大の課題はエネルギー政策で、民生核開発が緊急性を問われている。
   それを進めるために大統領が代わった。女性大統領誕生の裏面である。
 (2) 長距離ミサイル開発と対中国
   仮想敵国は中国であり、ミサイル開発に力を注いでいる。
2、軍事戦略の転換
   GDP・14~6%の防衛予算(多額)により、装備近代化・ミサイル迎撃システムの進展
3、周辺国とインド
 (1) パキスタンの政情不安とインド
 (2) スリランカ・タミール解放の虎(LTTE)の現在
4、インド人の愛国意識と軍隊
  異種共同体国家であるインドの国軍には、少数派民族と少数派共同体が積極参加している。
  インドのために何ができるかという意識が愛国心につながっている。
  軍は社会とは異質の階級社会である。


第66回安全保障フォーラム(平成19年5月19日)

 「靖国神社遊就館展示資料修正の顛末」と題し、元防衛研修所主任研究官・
永江太郎氏から講演を頂いた。


 内容は(1)遊就館とは何か (2)展示説明修正の背景 (3)遊就館の歴史観である。

 遊就館展示に対して米国および国内からも批判が出ていたが、平成19年の補備修正は予め
決められていたもので(校正ミスの修正)、米国からの批判がきっかけとなったものではない
(米国、中国からの修正要求なし)。
ただし、米国と中国部分を先に修正したのは、「ルーズベルトの大戦略」という1枚のパネルが、
米国で問題になっていたからで、その説明責任を果たすため、日米交渉から始めて、支那事変、
満州事変と範囲を拡げていった。
今回の修正前は、「米側に日本と戦争する意志があった」或いは「南京攻略で平和がよみが
えった」という結論めいた表現があったが、当時の史料を展示することで、閲覧した人が自分で
判断できるように修正した。
要は「史料をもって語らしめる」(遊就館の歴史観)という基本にかえり、また史実はそのとおり
でも表現が誤解を与える所は修正したということである。

 遊就館は武器や遺品を展示する場で、歴史観を論争する場ではない。だが、これを契機に
批判を含めて日本の近代史、軍事史へ関心を深めてもらえれば、予期せざる効果だと思う。
歴史は新しい史料などで常に見直されるもので遊就館も例外ではない。



第65回安全保障フォーラム(平成19年4月23日)

  第65回郷友安保フォーラムは 「統合一年、これからの自衛隊」と題し、統合幕僚
監部報道官 中川義章陸将補から講演を頂いた。


  平成17年に統合幕僚会議が廃止されて統合幕僚監部が設置され、米国に似た編制に
なった。

内部組織は総務部、運用部、防衛計画部及び指揮通信システム部の四部からなり、長官の
命令は統合幕僚長を通じて陸・海・空各部隊に下令され.運用機能の一元化が実現した。
これにより、自衛隊の行動が迅速且つ実効化が向上することとなった。

 しかしながら、陸・海・空各幕僚監部との関係及び内局との関係については、いくつかの
問題点が指摘されており、今後更に検討して改善を図らなければならないことを力説された。


第64回安全保障フォーラム(平成19年3月20日)

  「復活するロシアの大国主義と日ロの行方」と題し、袴田茂樹氏(青山学院大学教授)
から講演を頂いた。

90年代、経済的に落ち込んでアナーキーに近い状態から復活した現在のロシアを次の
観点から解説された。

1、 ロシアをどう見るか
 
 ◆ ロシアの強硬姿勢
   プーチンのミュンヘン演説(2月10日)にみる欧米特に米に対して強気の発言
  ◆ 強硬姿勢の背景
   オイルマネーによる自信過剰とナショナリズムの台頭
  ◆ ロシア独自の道へ
   欧米とロシアが共に相手に失望、=ロシアは砂社会(低信頼社会)であり、普通の民主主義
  国家にはならない 


2、 ロシアにどう対応すべきか
  ◆ 政治と経済のジレンマ
   政治は自信を取り戻したが、経済はオイルの上の楼閣(脆弱性)、工業国日本に関心
  ◆ 平和条約(北方領土問題の解決)は必要か
   強まるロシアの強硬姿勢、日本は国家主権の問題として対応することが肝要でビジネス
   感覚(麻生外相)は不可
  ◆ わが国の対ロ政策とロシアの「論理」
   日本はきちんとした対応が必要(云うべき事は云う) 
  ◆ 日ロ関係の展望
   ・我が国の国際戦略と対露カード・北方領土問題への対応・経済関係をどう発展させるか



第63回安全保障フォーラム(平成19年2月13日)

「イラク派遣の実情と国際貢献の本来任務化について」と題し、元イラク派遣自衛隊
先遣隊長、元1等陸佐 佐藤正久氏から講演を頂いた。

イラク派遣は過去2回の国際貢献の経験(カンボジア、ゴラン高原)と次の点で異なっている。
  
(1) 復興支援(医療、給水、学校・道路の修復)であること
  (2) 先遣隊であり現地の状況、情報等はほとんど不明である。

 隊長としての最大の眼目は任務を完遂し、隊員(部下)を無事に帰すことであり、そのため
の鍵はイラク住民からの信頼獲得とコミュニケーションの構築であった。
任務達成のために着意したいろいろな事項を感銘深く話された。

 また、防衛庁の省移行により、国際貢献が本来任務に格上げされた。
国際貢献の今後の課題について所掌官庁、法的整備、自衛隊側の課題等について説明し、
最後に、議会で国際貢献の現場の想いを伝えたいとの決意を述べられた。


第62回安全保障フォーラム(平成19年1月16日)

「伝統と創造」と題し、衆議院議員・弁護士 稲田朋美氏から講演を頂いた。

「百人斬り」訴訟は昨年12月22日に最高裁で上告棄却されたが、「百人斬り」は
まったくのデタラメであり(作り話)、
(1)南京大虐殺記念館に展示されている向井・野田両少尉の写真を速やかに撤去
 させること。
(2)中国各地にある抗日記念館の展示内容を精査し、事実誤認を速やかに訂正
 させること。
のために今後とも百人斬りに関する運動等を支援していきたいと強く述べられた。

 また、司法に問題のある裁判として、李秀英名誉毀損訴訟、中国の毒ガス訴訟、
小泉前首相の靖国参拝に対する靖国訴訟等について問題点を指摘し解説された。

 最後に政治姿勢として「伝統と創造」(真の改革とは伝統を守りながら創造する
こと)を貫いていく決意を示された。
 


第61回安全保障フォーラム(平成18年11月14日)

「靖国神社を巡る昨今の諸問題」と題し、大原康男氏(国学院大学教授)から講演を
頂いた。

1、小泉前首相
   *   中曽根元首相以来16年ぶりに靖国参拝を行う。
   *   首班指名選挙の公約どおり、本年815に靖国参拝を行い有終の美を飾った。

2、 安倍首相
   *    靖国問題、河野・村山談話ともに曖昧戦術をとっている。(談話については政府
として踏
襲)

   *    年明けには安倍総理のパフォーマンス(安倍)を出さないと支持者からの不満も
あり、
7月の参院選は戦えない


3、 靖国問題
   *   火種はA級戦犯合祀。
   *   国の要請によって、靖国神社に合祀されたもので一旦合祀されると分祀はできない。
       ―靖国神社の見解―
   *   これに対し、反対派は分祀せよ、靖国に代わる国立の追悼施設の建設(中韓に言われ
    の動き
)、千鳥が淵墓苑の拡充、靖国神社の国営化等の動きがあるが、いずれも当を
    得ない意見である。

       靖国問題は憲法上及び外交問題として論議されているが、あくまでも国内問題と
    して扱うべきで、中韓からの理解が得られるよう努力していくことが肝要である。



第60回安全保障フォーラム(平成18年9月26日)

 米田健三氏(帝京平成大学教授)から「戦後安保体制の構造的欠陥」と題して
講演を頂いた。

 
中国をはじめとする近隣諸国の脅威が増大し、領土と主権が脅かされ、国民が拉致
されても奪回できず教育も荒廃しているとい
った危機的な状況にもかかわらず、我が国
再建のための国家戦略は不透明である。
 日本再建を拒む元凶は、戦後日本
人を洗脳した東京裁判史観である。
それを打破するためにも、戦勝国の犯罪を明らかにし、歴史の偽造を糾したい。
 また、安部新政権はこの問題に取り
組んでいただけることを期待したいとの趣旨で
講演され
た。




第59回安全保障フォーラム(平成18年8月22日)

 山本 達夫氏(防衛庁長官官房広報課長)から「18年度版防衛白書について」
と題して講演を頂いた。


 構成上は昨年の
5章から「日米安全保障体制の強化」の1章を加え6章からなっている。
内容上のポイントは次の4
点である。

  (
)防衛庁の省移行と国際平和協力活動などの本来任務化に向けた動き
  (
)米軍再編に関する取り組みと日米安保体制の強化
  (
)国際平和協力活動への主体的・積極的な取り組み
  (
)国民の信頼回復に向けた防衛庁・自衛隊の取り組み
であり、各章の要点を簡潔に説明された。

 
 また、報道各社の防衛白書に対する取り扱いについて解説し、更に冷戦時代と異なる
新しい安全保障環境における武力攻撃の事態認定、自衛隊の役割増大と政府全体としての
取り組み方、並びに米国との付きあい方等について興味深く講演された。



第58回安全保障フォーラム(平成18年7月14日)

「国際情勢の中の日本-特に歴史問題を中心に-」と題し、田久保忠衛氏(杏林大学
客員教授
)から講演を頂いた。

 内容は(1)日本外交の行き詰まり()歴史認識が問()GHQ の占領政策()ブッシュ
政権の姿勢
()日本の進路である。

 日本の外交は対ロシア、中国、北朝鮮及び韓国との間に閉塞感があリ、各国との問題点、
特に、北朝鮮のミサイル発射問題、中国との靖国神社問題について、詳しく解説された。

 日本の外交で唯一の救いは良好な日米関係である。
相対した
2間が歴史認識を共有することは不可能であること、また、東京裁判は茶番で
あり、戦争に至る経緯等からみて、ルーズベルトこそ裁かれるべきであろう。

 GHQ
の占領政策は日本の軍事力、経済力を徹底的に叩いてウイーク・ジャパンにする
ことであったが、中にはストロング・ジャパン
(バック・ボーン、憲法)に配慮した政治家
もいた。
ブッシュ大統領はその流れを汲んでおり、日米同盟を重視している。
共和党と民主党には歴史認識で大きな差があり、共和党政権が続く限り、日本の支えに
なるであろう。

 結論として日本の進路は普通の民主主義国家になることを目指すべきで、究極は立派な
日本にすることであり、日米同盟はその手段である。




第57回安全保障フォーラム(平成18年6月)

 「中国の野望(大陸と海洋への膨張)」と題し、岡崎研究所理事 金田秀昭氏から講演を
頂いた。


 内容は (1)中国の高度経済成長に伴う軍備拡張の状況 (2)中国の国家目標と手段 
(3)目を醒ませ、海洋国家日本!である。

 (1)については中国の国防費の実態は公表国防費の2~3倍であり、登小平の24文字戦略の
不透明性を継承している。
 (2)の国家目標の基本路線は米国の一超拒否・多極化実現であり、*短期目標は中華統一
(台湾併呑)、*中期目標は地域制覇(大中華連邦)長期目標は世界制覇(海洋大進出)を狙って
いる。
達成手段としては外交、軍事力造成、経済力・資源エネルギーの確保であり、特に海軍力増強に
力を注いでいる。
 (3)は本来海洋国家であった日本は外に向かう気概もポリシーもなくなってきており、超党派で
国会に出されている国家体制整備(海洋権益3法案)等によって海洋国家日本への復活を期待
したいと強調された。


 回  実施時期 演題  講師  講師肩書
 57  平成18年4月  歴史認識について国論の統一を  小堀桂一郎氏  明星大學教授
 56  平成18年3月  これからの国際情勢が日本に与える影響  日高義樹氏  ハドソン研究所主席研究員
 55  平成18年2月  統合運用体制への移行  山本1佐  統幕事務局
 54  平成17年11月    東條由布子氏  
 53  平成17年8月  平成17年版防衛白書  高見沢将林氏  前防衛庁長官官房審議官
 52  平成17年6月  国際連合と自衛隊  熊本義宏氏  前国連防衛駐在官
 51  平成17年3月  岐路に立つ日本の安全保障  西本徹也氏  元統合幕僚会議議長
50  平成17年1月  憲法改正  田村重信氏  自民党政調会事務副部長
 49  平成16年11月  第2次イラク復興支援群の活動  今浦勇紀氏  支援隊長
 48  平成16年9月  平成16年版防衛白書  宮崎信敏氏  防衛庁長官官房文書課長
47  平成16年8月  日本を取り巻く安全保障環境の実相  井上和彦氏  ジャーナリスト
46  平成16年6月   戦没者慰霊と靖国神社  板垣 正氏  元衆議院議員
45  平成16年3月   なぜ日本は転落したのか  片岡鉄哉氏  世界戦略フェロー
44  平成16年1月   イラク派遣隊員の活躍を祈って  高橋義洋氏  元在イラク防衛駐在官
43  平成15年11月   学校教育は基本に返れ  横山安宏氏  郷友連盟常務理事
42  平成15年9月   平成15年版防衛白書  新保雅俊氏  前防衛審議官
 41  平成15年7月   国家の安全保障と情報  國見昌宏氏  内閣衛星情報センター所長
40  平成15年5月   イラク戦争から北朝鮮へ  志方俊之氏  帝京大教授
39  平成15年3月   最近の国際情勢とわが国の対応  柳 秀直氏  外務省総合外交政策局企画課長
38  平成14年11月   インド洋派遣海上支援部隊について  宮崎行隆氏  インド洋派遣海上支援部隊
37  平成14年9月   平成14年版防衛白書  桜井 修氏  防衛庁文書課長
36  平成14年7月   国家主権の理解と実態  小堀 桂一郎  東京大学名誉教授
35  平成14年6月   国際協力について  江藤文夫将補外  海外派遣経験自衛官等
34  平成14年4月   自衛隊の現状と課題  竹河内捷次氏  
33  平成14年3月  日本の危機管理  西元徹也氏  
32  平成13年11月  中国情勢  山下純夫氏  
31  平成13年7月  防衛白書  二又知彦氏  
 30  平成13年6月  教科書の採択について  高橋史郎氏  
29  平成13年3月  米新政権と日本外交  片岡徹也氏  
28  平成13年2月  欧州の危機管理とコソボ情勢  富樫勝行氏  
27  平成12年12月  ロシアの軍事情勢  乾 一宇氏  
26  平成12年10月  防衛白書  西川徹矢氏  
25  平成12年7月  ミサイル問題  上田愛彦氏  
24  平成12年6月  2000年中期防への期待  宝珠山昇氏  
23  平成12年4月  最近の国際情勢とわが国の対応  石川和彦氏  
22  平成12年3月  日本の危機管理  小林 節氏  
21  平成12年2月  韓国に勤務して  高橋治彦氏  
20  平成11年12月  国家主権回復への道  小田村四郎氏  
19  平成11年10月  防衛白書  西川徹矢氏  
18  平成11年9月  対人地雷禁止条約とわが国の防衛  泉 一成氏  
17  平成11年7月  領(海)域警備について  五味睦佳氏  
16  平成11年6月  中国における遺棄化学兵器の処理  甘利富重氏  
15  平成11年4月  最近の国際情勢とわが国の対応  石井正文氏  
14  平成11年2月  大英帝国の興亡に学ぶ  湯浅赳男氏  
13  平成11年1月  日米安保の行方  片岡鉄哉氏  
12  平成10年10月  防災シンポジューム  松島悠佐氏  中浜慶和氏 他
11  平成10年9月  防衛白書  山中昭栄氏  
10  平成10年7月  最近の朝鮮半島情勢  佐藤勝巳氏  
 平成10年5月  最近の国際情勢とわが国の対応  石井正文氏  
 平成10年4月  米国から見た日米安保体制の行方  西村秀樹氏  
 平成10年3月  これからの中国軍事情勢の行く方向  平松茂男氏  
 平成10年2月  わが国の英霊顕彰のあり方  大原康男氏  
 平成10年1月  内外情勢の変化とアジア太平洋の秩序  松金久知氏  
 平成9年11月  ロシア情勢と日露関係の展望  平野宏治氏  
 平成9年10月  21世紀の日米関係  片岡鉄哉氏  
 平成9年8月  防衛白書  宇田川新一氏  
 平成9年7月  香港返還後の中国・台湾関係  阿部純一氏  
   平成9年6月  わが国安全保障の歴史的観察  湯浅赳男氏  
   平成9年5月  21世紀初頭のアジア情勢と日本の安全保障  堀江正夫氏  
   平成9年4月  最近の国際情勢とわが国の対応  小寺次郎氏  





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