石川県郷友会だより
          
石川県郷友会副会長 今井 義一

平成二十一年度定期総会
 新緑が目に沁み爽やかな風薫る五月二十四日、石川県郷友会は、定期総会を石川郷友会館(金沢市)において開催した。
〈総会〉
 午前十時半から出席会員七十五人、委任状二百十六名で定足数を充たしており成立。池村会長挨拶のあと議長となり、議事録署名人を指名し、議案審議を開始。「二十年度事業報告、収支決算報告・財産目録(今井理事長)、監査報告(和田監事)、と二十一年度事業計画、収支予算案」を説明。慎重な審議を行ない、何れも原案どおり可決された。
 特に本年度は、前年度に引き続き、会勢の充実、活動基盤の強化に努め、厳しい内外情勢に対応しつつ、目的事業を推進し、友好団体・関係する国民運動団体とも協力し、成果の向上に努めることを目標としている。

〈総会式典〉
 来賓に馳浩衆議院議員、岡田直樹参議院議員、中村県議会副議長、紐野・米沢県議、海田陸自金沢駐屯地司令、中西第六航空団副司令、柳澤石川地協副本部長をはじめ、小林県遺族会、真舘県隊友会、水野県父兄会、高田航友会、上村石川地協友の会、武部県海交会の各団体会長、鏑木護国神社宮司、国会議員代理、金沢市議を迎え開式。
 国民儀礼の後、池村会長が謝辞と会勢報告をあわせた式辞(要旨別項)を述べ、来賓祝辞、(馳代議士、岡田参議院議員、海田金沢司令、中村県議会副議長)、祝電披露に続き、郷友連盟会長からの表彰・感謝状の伝達と、県会長からの表彰状を授与した。
最後に鏑木石川護国神社宮司の発声で郷友会の益々の発展を祈念する万歳三唱で締めくくった。

〈懇親会〉
 池村会長が謝辞を述べ、北村茂男衆議員議員から祝辞を頂戴し、中西六空団副司令の乾杯の音頭で祝宴に移り、女性部有志の心づくしの料理ともてなしを受け、終始和やかな雰囲気の中、交流の輪を広げ親睦を深めることができ、最後に能登久弘副会長の一本締めで幕を閉じた。

〈会長式辞要旨〉
 天皇陛下におかれては、本年は御即位二十年、また、天皇皇后両陛下ご成婚五十年の慶賀すべき年を迎えられ、皆様と共に御祝い申し上げ、平成の御世の皇室の弥栄を寿ぎ奉りたいと思います。
 さて、当会は昭和三十一年に創設され、半世紀以上が経過し、この間、郷友連盟本部と一体になり、「国防思想の普及」「英霊及び殉職自衛隊員の慰霊・顕彰」並びに「歴史伝統の継承・助長」を目的として時代の変遷に応じ活動の重点や内容は変化してはおりますが、常にわが国の発展、繁栄を願い関係する団体と協力し国民運動を展開し、微力ながら尽力して参りました。

 さらに、我が国を取り巻く国内外の情勢は依然として不透明、不安定な状況にあります。
 北朝鮮は我が国上空を侵犯して弾道ミサイルを発射する暴挙に出て内外に大きな波紋を投じました。また、中国の軍事力の増大と尖閣諸島周辺の動き、東シナ海ガス田開発など活動の活発化など著しいものがあり、我が国の防衛・安全保障にとって極めて大きな事態と思われます。
 一方、国内では、国会のねじれ現象による国政の停滞は著しく、秋頃までに予想される衆議員選挙の結果次第では、更なる混迷も考えられます。
 また、世界的な経済不況は我が国にも影響は大きく、輸出・個人消費・雇用情勢の悪化を招き、我が国の経済にとっても重大な局面に差しかかっています。

 さらに私共郷友会が関心を持っている諸問題についても遺憾ながら進展しておりません。即ち自主憲法の制定をはじめ、集団安全保障や国際活動の恒久法等、或いは教育基本法や指導要綱が改正されたが具体的施策が遅延している教育問題など、我が国の将来にとって解決すべき緊急な課題です。
 郷友会は本年も厳しい情勢に対応しつつ「明るい未来、誇りある日本」の実現を目指し、諸事業の推進に努めて参る所存です。




宮崎県郷友会だより
               宮崎県郷友会  広報部長 竹矢貫太郎

平成二十一年度宮崎県郷友会通常総会
 宮崎県郷友会は、去る五月三十日都城駐屯地講堂において、平成二十一年度通常総会を開催した。
十四時定刻に、岩切事務局長の司会で国歌斉唱、英霊・殉職自衛隊員の慰霊、二十年度物故会員に対する黙祷に続き、岩丸茂里人県郷友会会長が「平成二十年度の会員の活動に対する謝辞と、本年度も会員各位と一致協力しながら、国防思想の普及、英霊の顕彰、歴史伝統文化の継承助長に関わる諸事業を推進しよう」との挨拶があった。

 次いで表彰に移り連盟本部表彰で川崎利男監事と四月一日逝去した後藤恒美理事に岩丸会長から賞状が伝達された。故後
藤理事は、平成八年宮崎県郷友会設立当初から会活動に貢献し、表彰を上申中であったが、全国理事会時の表彰を待たずに逝去し、総会の場でその功績が披露され、出席者から逝去を惜しまれた。

 県会長表彰は柚之原久郎常務理事・草尾誠光常務理事・素麺明良理事の三名がそれぞれの功績により受賞した。

 表彰終了後、総会の来賓として出席した古川禎久衆議院議員が「最近の国内の政治情勢・北朝鮮問題」等について総会の祝辞と兼ねて述べられた。因みに古川代議士は宮崎県郷友会の会員である。
 その後、堀川相談役を議長に選出して二十年度事業報告・二十一年度事業計画案・決算報告・監査報告・予算案・人事案件等の一号議案から五号議案までが審議されたが、いずれも満場一致で承認され二十一年度の通常総会を終了した。



 第二部は、十五時から宮崎地方協力本部による防衛広報映画の上映があり、海外で活動する陸・海・空自衛隊の模様が紹介され、引き続き駐屯地広報室作成の「来年旧軍駐屯以来百周年」を迎える都城駐屯地の歴史についての映画が上映され全員熱心に鑑賞した。

 第三部は、恒例の懇親会で十六時からおこなわれた。懇親会は、第四十三普通科連隊長・九鬼東一一陸佐、都城市市長・長峯誠氏、宮崎県県議会議長・中村幸一氏を来賓に迎え、それぞれの方からご祝辞を頂いた。次いで吉元鉄夫副会長の乾杯の音頭で懇親に入った。本年は十数名の女性会員も参加し終始和やかな雰囲気のもと宴が進行した。最後に衛藤俊一都城駐屯地業務隊長の万歳三唱でお開きとなった。



大阪府郷友会便り
           
大阪府郷友会 事務局
 「大阪府郷友会」では、大阪市中央区ホテル・プリムローズ大阪に於いて平成21年定期総会及び懇親会を実施した。
本年度から試行的に「全日本空挺同志会近畿支部」と「社団法人・日本郷友連盟大阪府郷友会」の平成21年定期総会は時間をずらして別々に行い、懇親会については双方合同で開催した。これによりより経費を削減した。
 会員数75名(内委任状=51名)で整斉と審議を行い、全ての議案などにそれぞれ満場一致の承認を受け今年度の一歩を踏み出した。

 引き続いて懇親会に移り今回は総監部(角南中方総監)・江口大阪地本長・第三師団司令部(監察官)・第三十六普連隊長・第三十七普連副連隊長・その他空挺京滋支部長ご夫妻や近畿偕行会(初参加)をお迎えし、空挺近畿の名誉会長(楯様)・特別顧問(坂田様)など熱血溢れるメンバーや一般会員(賛助)で構成する女性会のメンバーの揃い踏みとなり、大勢の会員が集い会場は和やかなかつ華やいだ雰囲気につつまれた。
 大阪府郷友会と空挺近畿支部の会勢伸張を誓うと共にも会員相互の親睦と団結を確認して更なる前進と和の連携を互いに誓い散会した。